ごあいさつGreeting

子どもたちが、安心して温かいごはんが食べられる場所を作りたい。 お母さんたちが、誰かとつながれる場所を作りたい。 そんな想いから、「みんなのIBASYOプロジェクト」は2015年に始まりました。
前回報告書を作成したのが2019年1月。 そこからの5年間、つまり2019年から2023年までは、大きな変化のあった5年でした。 世界的な新型コロナウイルスのパンデミックによって、余儀なくされた分断と自粛生活。 学校生活も今までとは全く異なり、子どもにとっても大変な苦労があったと思います。
「みんなのIBASYOプロジェクト」の活動も、さまざまな制約や規制を受けました。 一緒にごはんを食べる「みんなのごはん」は持ち帰り弁当に変更し、企画していた遠足を中止する事もありました。 みんなが一緒に顔を合わせてごはんを食べられること、みんなで一緒に時を過ごせること。 それがどれほど大切か、コロナ禍を経験したことで、より一層強く感じるようになりました。
2022年からは、「みんなのごはん」の拠点を北中道長屋に移しました。 2階建てになったことで、子どもたちが遊ぶ本やおもちゃを置ける場所、ワークショップができる場所が増えました。 世の中の子ども食堂支援が広がったことでお贈りいただく食糧品も増え、寄贈品を活用した「ミニフードパントリー」と「こどもカフェ」も新たな事業として始めています。
また、東成区で子どもの居場所に関する活動をされている方々にお声がけし、連絡会「ひなどりの会」として、定期的な開催を出来るまでになりました。 継続する事を心がけて、これからも楽しく活動していきたいと思っています。

みんなのIBASYOプロジェクト 代表 竹村朋子